自由気ままな私の広告論

大手広告会社でプランナーやディレクター、WEBマーケを担当。自由を求めて今年独立したアラフォーなメンズがつらつら書いてます

プリキュアはペルソナのお手本!

三歳の娘はプリキュアにハマっている。

毎日のように録画で見ていて、寝起きと共にプリキュア観たいが始まり、寝る寸前まで見る事もある。

もう20年はシリーズ化されている作品だが、このプリキュアシリーズは子供がハマるとやばい。

アニメ本編で流れるCMはほぼ関連商品の宣伝。

買って買ってをリアルに1日30回位聞いてる。

プリキュアシリーズの怖いところはこの30分という短い時間の中での『刷り込み力』が半端ない。

アニメ本編に加え、CM全てでプリキュアを宣伝してくるのだから嫌でもどんな商品が売ってるのかがわかる位だ。

でも何よりも怖いのはこの30分で繰り返される子供とのコミュニケーションをプリキュア側が間違いなく想定しているという事。

プリキュアはただのアニメではなく、30分を通しての宣伝広告だと私は思っている。

その宣伝の中(アニメ本編)には悪と戦うプリキュアの勇姿や仲間との絆、ギャグ要素まで入ってくるんだから堪らない。

そこにきての関連商品のCM。おそらく毎週日曜の8時半から9時は女児の買ってコールが全国のお父さんお母さんを困らせているんだろう。

こうした全国の茶の間で繰り広げられる子供との攻防(子供の買って〜誕生日に考えとくまてがデフォ。

待てないという子供特有のダダこねのおかげで親の脳裏にはプリキュアと商品が刷り込まれる)までをプリキュア側は明確にイメージしているとしか思えない。

ペルソナ設計における戦略が見事すぎて毎週困ってます。なんだろう、プリキュアが出てきて買ってコールをやっつけてくれないかな…。

satori.marketing


まとめ

・ペルソナ設計は購入意欲の生まれる情景をより具体的にイメージすべき!!

・刷り込みは5W1Hを意識する